2019/09/14 17:31
ども。
製作担当の中西です。
今回は今までのような製品紹介はせず、当ブランドLotustorksで扱っているノベルティのお話をしたいとおもいます。
秋の夜長にピッタリなゆるい内容です。
私の中でLotustorks(ロータストークス)の製作作業を行う上でノベルティと呼んでいる製品群があります。
特に販売する物でもないけど実際問題必要なものをそのように定義しています。
例えば名刺なんかはその最たる例ではないでしょうか。
数年前にさかのぼると私は営業の仕事をしていました。
当時名刺なんて言えばもらえるものでしたから、その『当たり前にもらえるもの』はなかなかにありがたかったと思います。
普通に会社員をやっていれば大抵の方が持っているグッズではないでしょうか。
1.イチからやるのとゼロからやるの
製作を行っていく中で度々意識したことがあります。
物を作る作業というのは結局のところゼロから生み出すということです。
今の時代だと名刺を作る程度のことなんて、実はそんなに難しい作業ではありません。
ネットでホホイのホイです。
ただ便利なネットのお陰で手軽に多くのことができるようになりましたが、
それは同時に色んな事を再現できる『幅』が広がったことにもなるんですね。
ようするにアレです、こだわりだしたらキリがないというやつです。
名刺と言えば紙製が一般的ですが、プラスチック、金属、果ては木材なんかでもその気になれば製作可能です。
世界中探せばダイヤモンド名刺なんてものを持っている方もきっといるのではないかと思います。
2.郷に入ればなんとやら
製作の現場では割と職人気質な方もおられます。
絵に描いたような『てやんでぃ』とまではいきませんが製作に対する責任を最大限負っていただけるので、私としては本当に心強いのです。
そんなこともあってかどうかはわかりませんが、同じものを表現するのに現場によってやり方が違うことがよくあります。
例えば先ほどから出てきている名刺の製作は主に印刷の世界になりますよね。
名刺を作る以上、紙の厚さを指定しなければなりません。
一般的な実生活だと厚さは長さで表すことが普通かと思います。
cmとかmmとかそういったやつです。
さて、では紙の厚みをどうやって表現するのかご存じですか?
印刷業界では単位面積あたりの用紙を規定枚数まとめて計量した『重さ』で厚みを表すんです。
70kgとか90kgといった感じになります。
いやぁ・・・まじ全っ然イメージできねぇ・・・。
ちなみに私もそんなに詳しくないのですが、新聞に入っているようなスーパーのチラシなんかだと58kg、イベント会場などで見かけるフライヤーなんかで70kg程度を使うのが一般的だと思います。
一方これが製造や製図の現場になると同じ話はまかり通りません。
こちらの世界だと厚みを表す単位は t になります。
何も重さのトンからきているわけではなく英語のthicknessからとっているようで、12mm厚を12tと書くことで厚さを表現するんですね。
図面を作成する中でも特に2次元の場合には多用している気がします。
もちろん色だって現場によっては使い分けが必要です。
#000000のようなカラーコードから、有名なものだとRGBなんかもありますよね。
でも実はRGBの中にも種類がありますし、Pantoneなんて配色がメインだったりと本当に場所によって様々です。
これらをすべて網羅して習得するのは至難なので、ただただ、従うのみ・・・。
3.ノベルティあれこれ
トリビア的な話がずいぶん長くなってしまいましたが、ここでLotustorksのノベルティを一部ではありますがいくつかご紹介しますね。
ヘッダー
いわゆるラベルのようなものです。
ほぼすべての商品を梱包する際に取り付けています。
すべてのフォント、サイズ、配色からQRコードに至るまですべてが自前です。
同封さてている説明書に英語を付け加えたのは今後海外シッピングを行う予定だからです。
カイガイノミナサン、オタノシミニ!
ステッカー
これは定番ですよね。
アーティストさんとのコラボ商品に張り付けたりする予定ですが、正直ノリでいくつか種類作っちゃいました(笑)
これから出会っていく方たちの中で、ほしいと言ってくれる方がおられたらお譲りしたいと思っています。
梱包用袋
たかだか袋と言えど侮ることなかれ。
製品をよりよい状態でお届けするために考えるべきことは山積みです。
素材、サイズ、製法、もちろんすべてを考慮して必要であればLotustorksは袋まで製作しています。
他にもいくつかありますがキリがないのでこのあたりにしておきましょう。
このあたりは自分たちの欲を突き詰めただけかもしれませんね。
正直梱包関連のものなんて買ったら全部捨てるじゃないですか(笑)
だから意味がないと言えばそれまでなんですが、できればこうしたい、もっとよくしたいという我々の欲が具現化したものがノベルティかもしれません。
4.イチの場所は検索できない
こうしてゼロから色んなことをやっていますが、まだまだスタートのイチにすら程遠い気がしています。
多くの方に使ってもらうのはもちろんのことですが、根本的にはLotustorksの製品があることでプレイヤーにとっての音楽がよりよいものにならなければ意味がないからです。
そういった視点で言えば現在地は0.000001程度でしょうか。
まだまだ先は長いですがより多くのプレイヤーの『あったらいいのにな』を具現化できるように頑張っていきたいですね。
いつか誰かがLotustorksの製品をステージ上で使って楽しそうに演奏する姿を見たら・・・
たぶんオレ泣くぞ(笑)
Lotustorksサイト