2020/12/05 13:00
ども。
製作担当の中西です。
今回はちょっとした雑談をお届けします。
考えてみれば楽器パーツの製造をしているクセに、
肝心の音楽については話してこなかった気がしたからです。
お恥ずかしい話ながら、
実は私は音楽のことをよく知りません。
ちょっと詳しい方からすると、
私なんて完全に無知と言っても過言ではないほどです。
例えば超有名アーティストの○○の曲の~といった話をされても、
誰それ?となるのが大抵ですし、
音楽史なんかを語られても正直チンプンです。
もといチンプンカンプンです。
しかしそんな私だからこそ語る事ができる音楽のよさがあります。
音楽製作において『サンプリング』という手法があるのをご存じでしょうか。
私はよく分かりません。
すげー簡単に言えば、
他の曲のフレーズとかを抜き取って新しい曲にブチ込む。
的なことだと思います。たぶん。
ちょっとこちらをお聴きください。
超大御所(らしい)のアメリカのラッパー、
Common氏のBeという曲ですね。
気になった方はMVとかもあるのでぜひ探してみてください。
どういった想いの曲なのかが痛いほど伝わってきます。
この曲はとある曲のイントロをサンプリングして完成している曲なのですが、
元ネタとも言われるのがコチラ↓↓
(確か)カナダ人シンガーAlbert Jones氏のMother Natureという曲ですね。
(たぶん)カナダの小さなレーベルから出した曲なので、
各種サブスクなどでも聴くことが出来なかったはずです。
この曲が出たのはなんと1977年。
一方Common氏の曲がリリースされたのは2005年。
私が一連の経緯を知ったのが2018年。
アーティストのリスペクトと見識が
40年以上の時を経てなお、
当時の音を色鮮やかに現代まで紡いでくれる。。。
なんとも心震えるじゃないですか。
これをマロン、
あ、いや、ロマンと言わずなんと呼びましょう。
もしかしたらヴィンテージワインや、
古いアンティーク家具が好きな方って、
同じような思考なのかもしれませんね。
音楽史のことなんて何も知らない私だからこそ、
触れる音は過去も現代もなく等しく鮮明で、
いつだって色褪せない感動があります。
音楽にはそういった特別な輝きがある気がしてなりません。
ではまた。
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