2024/01/17 13:00
ども。
製作担当の中西です。
今回はLotustorksラインナップの中から、
ピックガード製品群のご購入をご検討されている方に対する内容になります。
実は似た内容を以前もポストしているのですが、
今回は実情も踏まえて少し詳細な内容を付け加える形でお話しします。
ぜひご検討中の方は参考にしていただけると幸いです。
まず前回同様のお話しから。
商品ページの説明欄にも記載しているのですが、
Lotustorksのピックガードは
モデルが一致していても必ず装着できることを保障するものではありません。
この理由に関してですが、
同じモデル、
同じ場所、
同じ時期であっても、
例外なくすべての楽器には必ず個体差があると考えています。
これは機械が行う精密加工であっても同じことで、
必ず加工誤差があるとされていることです。
これが俗にいう個体差というヤツの一つです。
まして楽器の製造ともなれば必ず人の手による加工が入りますから、
個体差があるのはある種の必然でもあります。
もちろん楽器によっては木材の種類や使用部位といった要素による個体差も存在しますが、
ややこしくなるのでここでは割愛します。
ギターやベースにおいて、
ピックガードは最終的な組み込みで位置関係が確定します。
つまりピックガードの換装は、
位置関係が確定している状態の楽器に、
別で作ったパーツを後付けで変更するということになるわけです。
ちなみに個人的な経験の話をすれば、
とあるメーカーの楽器に同じメーカーのピックガードを装着しようとしたらはまらなかったという経験もあります。
なんなら楽器店の店員さんに大丈夫と言われたのに
全然大丈夫じゃなかった
こともあります。
もちろんこういったケースは非常に稀なことです。
Lotustorksのピックガードに関しては本当に多くの方にお喜びいただけていますし、
楽器店でも複数の店舗様で取り扱い実績があります。
個体差があるからピックガード換装そのものがリスキーだとまで言いたいわけではありませんが、
一定のリスクがあるのは事実ですし、
確実に装着できると断言することはあり得ないと考えているということです。
また厳密なことを言えば、
特に木材を使用した楽器は時間経過とともに変形しています。
もちろん非常に微細なレベルではありますが、
湿気や使用環境がもたらすものです。
これがどのような結論をもたらすかと言えば、
コンマ何ミリ単位ですらズレの無い完全完璧を求めることはできない
ということになるわけです。
その楽器にとっての完全完璧なピックガードは
一緒に同じ時間を旅してきた最初の一枚のみです。
(もちろん最初のピックガードでも時間経過で割れたりすることは多々あります。)
曖昧な考え方だと言ってしまえばそれまでですが、
上記のような例を体験してきた以上、
直接装着する楽器を確認できるわけでもないのに装着の可否を断言してしまうのは、
それはそれで正直どうかと思います。
最初の一枚以外に完全完璧はないと言いましたが、
個々の楽器プレイヤーにとっての幸せの形はまた別のものであり、
ピックガードを換装することで幸せを得られる方も、
当然そうでない方もおられます。
それこそ装着の可否に関しても、
・完全完璧以外認めない方
・それっぽければいい方
・自分でネジ穴を再構築する方
・なんとかなるから細かい話はどうでもいい方
寸法だけの問題ではなく個々の価値基準で本当に色んな方がおられます。
中にはモデル違いで最初から装着できないことが分かっているのに
見た目がカッコいいから売ってくれと頼みこんで来られる方までおられます。
これマジです。
そこでLotustorksではご購入をご検討されている方に対して可能な限りご相談を受け付けております。
ご自分の楽器にピックガードが装着可能なのかどうかなどなど、
ぜひお気軽にご連絡いただければと思います。
ホントお気軽な気持ちで大丈夫ですので、
ショップページの問い合わせ欄やチャットからご連絡ください。
いただいたご連絡には多少のお時間をいただいたとしても必ず返信させていただきます。
ただし先述した通り装着の可否を断言したり、
取り付けの保障は行っておりません。
最終的な回答は可能性の範囲を出ることができない点をご理解くださいますと幸いです。
またご注文後は速やかな発送を心がけております。
過去にはご注文後であってもこちらからご連絡のお時間をいただいて、
結果的に発送が遅くなるということがありました。
ただ実際にご購入いただいたにも関わらず、
そこからさらに確認作業でお待たせするのはどうかとも思います。
こちらとしてもご購入いただいたからには可能な限り早急な発送を行いますので、
ご相談をご希望の方は
必ずご購入前に
ご相談ください。
またピックガード系の製品は装飾品という意味合いもあるので特にですが、
Lotustorksでは特定商取引法に基づく表記に記載しております通り、
商品に欠陥がある場合を除き、基本的には返品には応じておりません。
すでに説明してきました通りですが、
装着の可否は商品の欠陥ではありませんので、
気になる方は
必ずご購入前に
ご相談ください。
脅かすような内容になってしまいましたが、
そもそも今回の内容は楽器を演奏する上で持つべき知識などでは決してありませんし、
それ故に個人個人で考え方にかなりのバラつきがあって然るべきものです。
ご購入前にお読みいただきたいことを記載したまでですので、
もちろん今回の内容についてすでに把握なさっている方は
即ご購入いただいて構いません。
ではまた。
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